PDCAって効果あるの?ガチでやってみた
投稿日:2018-10-19
こんにちは。
コーチングで世界を変える森本です。
「働き方改革」もあって残業時間は減らされるし、仕事の量は変わらないしどうしたらいいんだって悩みませんか?
じゃあ、生産性上げろって言われるけど、そんな簡単じゃないんですよ。
だって、毎日一生懸命仕事してるんだから、これ以上頑張れないよって話。
気楽な上司やコンサルタントは、「生産性を上げるにはPDCAサイクルを回すんです」って言ってくれます。
ありがたや〜。
で?
PDCAって効果あんの?
なんかやって失敗したら改善するし、上手くいったら同じことするって、もうやってるけど。
コーチ「本気でやったら効果でますよ」
僕「え?」
※画像はイメージです
ということで、本当に効果があるか検証するために、ガチでPDCAを回すことにしました。
(うおーーーーーー!)
そもそもPDCAって?
PDCAは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことを意味します。
これ、日々のルーチン業務とかには圧倒的に効果を発揮することが知られているんです。
工場に置ける品質管理や、テレアポなどの同じ作業をする仕事に効果を発揮する手法となっています。
Plan(計画)
何をするのか計画を立てるところからPDCAは始まります。
「何を」「いつ」「どのように」「誰と」やるかを決めます。
会社や個人の目標を達成できるような計画を立てることが大切です。
Do(実行)
立てた計画を実行に移します。簡単に思えるかもしれませんが、これが挫折する一番大きな原因となってきます。
目標を達成する計画は、決して簡単なものではないはずです。
思うように物事が進まなかったり、モチベーションが上がらなかったりするかもしれません。
しかし、まずは行動することがPDCAサイクルを回す第一歩となります。
Check(評価)
行動したら、結果を振り返ってみましょう。
立てた計画通りに行動できたか、結果はどうなったか、計画と行動の結果のギャップを検討します。
評価は客観的に判断できる指標に落とし込みます。
数値など、定量的な評価を作ると判断が早くなります。
Action(改善)
評価の段階で導き出された、計画と結果とのギャップを埋める解決策を決めます。
ギャップが定量的に出されていると解決策も導き出しやすくなります。
ただ、いつも定量化できるわけではないので、様々な角度から解決策を検討することが必要になります。
PDCAサイクルを回すということ
僕「PDCAサイクルを回せって言われるんですけど、よくわかんないからハンドスピナーを回してみました」
コーチ「(突っ込んで欲しいのか... )繰り返しPDCAを行うことをPDCAサイクルを回すと言います。
そもそも改善行動が正しいかわからないことも多く、行動すると新たな課題や問題が見つかることがあります。そんな時に上手くいくまでPDCAをやり続けることが大切です。
行動するたびに、上手くいくポイント、上手くいかないポイントがわかり、目標達成に近づいて行きます。 」
PDCAのポイント
僕「PDCAはわかったけど、いつも頭の中でやってるんだよなー。
今さらって感じ。」
コーチ「ちゃんとPDCAのポイントを抑えてますか?」
僕「ポイント?クーポンでもあるの?」
ポイント①:Doの前にCheckを決めよう!
僕「計画を立てたから、さぁ実行(Do)ですよね!(メラメラ)」
コーチ「待ってください。ちゃんと評価の指標は決めましたか?」
僕「え?ちょっと、何言ってるかわかんない...」
そもそも何か目的があって行動するはずです。
では、その目的が達成できているか、どのくらいの進捗なのか判断できるようにしなければいけません。
終わったあとに、結構頑張ったな〜と思っても、これは評価と呼べないのです。
そのために、行動を起こす前に「何を」「いつまでに」「どのくらいやる」かを決めて置かなくてはいけません。
後で振り返りやすいように、できるだけ数値化(定量化)して測れるようにしましょう。
ポイント②:高速に!
では、どのくらいの頻度で評価と改善を行えばいいのでしょうか?
それが行動目標であれば最低でも3日に一度は振り返りの時間を作ることをおすすめします。
そうすることによって、努力の方向性を間違えることなく、小さな課題、長所にも気づくことができます。
ドイツの有名な建築家の言葉で、「神は細部に宿る」と言われています。
無視したくなるような課題を克服し、長所を伸ばすことで飛躍的に成長できるようになります。
ポイント③:とにかく繰り返す!
PDCAに効果を感じられないという人は、繰り返すことをしていません。
もし、継続するモチベーションが上がらないのなら、期限または繰り返す回数を決めましょう!
最低でも3回以上繰り返して行動し、改善を実感できることが大切です。
ファン作りに挑戦してみた
僕「コーチ!自分のファンを作りたいです!コーチング技術を教えることで、みんなにチヤホヤされたいんです!」
コーチ「(動機が不純だ...)では、PDCAを使ってファンを増やしてみましょう」
ファン作りの計画
僕「友達100人作るんだ〜♪
僕のこと知ってもらえばきっとファンになってくれるもんね!」
コーチ「Plan(計画)としてはいいですね。まず、仮説を立てて検証しましょう。100人の知り合いの中で何人がファンになると思いますか?」
僕「ん〜、100人?」
コーチ「全員がファンになるわけないじゃないですか...。とりあえず、下記の仮説でやってみましょう。」
目標:ファンを3人作る。
仮説:知り合いの内、10人に1人がファンになってくれる。
期限:3日以内
計画:30人以上の人に会う(1日10人以上)
検証内容:1.毎日何人と会えたか。
2.何割の人がファンになったか
スケジュール:AM7時 朝活カフェ会に参加
PM7時 お茶会に参加
PM9時 バーでナンパ
実際にやってみた
AM7時
僕「朝活。すみませ〜ん(T ^ T)起きれませんでした!!朝から人と会うとか無理だよ〜」
コーチ「原因を細分化する必要がありますが、夜や休日を使って挽回できないかを検証してみましょう」
PM7時
僕「ボードゲーム会っていうのがあったんで参加してきました!!主催を入れて7名の方とお友達になりました♪」
コーチ「目的はファンを作ること。しっかりとコーチングについてお話することも忘れないでくださいね。」
※許可を得て撮影しています。帽子はアイコンです。
PM9時
僕「ナンパなら任せてください!僕のトーク力で2人捕まえましたよ!ちゃんとイケメンの友達を紹介するねって連絡先も交換しました!(本当に紹介するよ)」
コーチ「(なかなかやるな...)あなたのファンになってくれそうですか?目標と現状のギャップを埋めることを忘れずに行動しましょうね。」
※顔出しなしという条件で許可をもらっています。
やった結果(評価)と改善内容
僕「3日間マジでキツかったっす...。でも、やり切ったよ!褒めて褒めて!」
コーチ「PDCAの真価はここからですよ!まずは、行動の結果をまとめましょう。」
行動結果:朝活0件
お茶会(イベント)参加:3件
ナンパ:3回
知り合った人数:32名
ファンになった人:0名
コーチ「朝活は実行できなかったものの、知り合った人数は目標を達成しましたね。仮説では10人知り合いができれば、1人ファンができるハズでしたが実際は0名ですね。」
僕「まだ知り合ったばかりだし、いきなりファンとか無理ですよ...。」
コーチ「つまり、知り合ってからも継続してアプローチが必要だということがわかったということですね。」
僕「そっか!ただ知り合いになるだけじゃダメなんだ!ファンを作るという目標を達成するにはコーチングについて知ってもらう機会を作らなきゃ!」
コーチ「行動の結果を評価して、次の改善行動を決めることがAction(改善)なんです。今度は、コーチングについて知ってもらうにはどうすればいいか、どうしたら良さが伝わるかについて計画を立てなければいけませんね。そして、実行して評価して改善する。これを繰り返して行くのが本当のPDCAなんです。」
まとめ
いかがでしたか?自分はできていると思っていても、大雑把にしかやってこなかっただけかもしれません。
「改善」が可能なものは、ほとんどPDCAを活用することができます。
そして、細部まで改善をして行くことで、目標達成のスピードを飛躍的に伸ばすことができます。
ビジネスやサービスがより良いものになるよう、PDCAサイクルを意識していきましょう。